About Me

　料理好きの母の影響で、小学生の頃からお菓子作りや料理に興味を抱きました。母の料理や料理本の見よう見まねでプリンや蒸しケーキなどを作り始め、小学校6年生の頃にはデコレーションケーキも作り始めました。まだまだスーパーで動物性の生クリームなどない時代でした。近くのケーキ屋さんにお願いしてクリームを分けていただくこともしばしばありました。

　

　最初に就いた仕事がルート営業でした。いろいろな方との出会いや出張などで多くの場所を訪ね、その土地土地の美味しい物とも沢山出会いました。

　

　20代半ば、転職する機会があった時期に2ヶ月ほどの時間ができました。それまで営業であちらこちら飛び回っていた私はほとんど家にいることがなく、お料理をする時間がありませんでした。退職後、使える時間と貯金がありましたので毎日2～3台のケーキ作りを始めました。最初は今では当たり前のように家庭にあるハンドミキサーすらなく、ひたすら毎日泡立て器とボウルと格闘しておりました。今思うとなかなか大変な作業をしていたと思います。その時期もまだスーパーには動物性の生クリームはなく二日に一度の割合で牛乳屋さんに900ｍｌ入りの生クリームを配達してもらっていました。そして、徐々に器具や道具を揃え、気になるケーキがあると作っていました。もちろん成功ばかりではなく失敗も有りました。失敗したからこそ、作り続けたからこそ、今、皆様に「失敗しないコツや対処法」をお教えできるのだと思っています。その後も多くのケーキを作り続けました。

　

　また、その頃、母がパン教室に通っており面白そうだなと数回習いました。ニーダーを買い、しばらくせっせと食パンを焼く日々でした。これが私のパン作りの原点になりました。

　

　結婚して子供が小学校に上がったタイミングで自分の時間ができました。ふとしたきっかけでパン教室に通い始めることになりました。最初は外で働こうと思っていたので「将来お教室ができたらいいな」という軽い気持ちでパン講師の資格を取得しました。2000年10月に「手作りのお教室黄色い小麦」をオープンしました。早い物でお陰様で20年以上の時が過ぎました。

　

　パンの資格取得後も自分は原点で有るケーキが学びたいと多くのケーキ屋さんのレッスンを受講し、それは今でも日々勉強という気持ちで続けています。

　

　教室でレッスンするに当たり、一人一人の生徒さんが楽しみ、しっかりと習ったことを習得できることを心がけています。